• 
• 
  • 
  • 
  • 
• 
  • 
  • 
  • 
• 
  • 
  • 
  • 
  • 
• 

近年、自分と家族の健康、また地球温暖化を初めとした環境への関心が高まり、 持続可能な社会、生物多様性の問題など様々な観点から「オーガニック」が注目をされています。
「オーガニック」は、健康や、環境を傷つける化学物質を使用せず、現在だけでなく、子供の未来も考え、安心して、口にできる食べ物、お肌につける化粧品など、多様な分野で必要とされはじめました。
しかし残念なことに、オーガニックが注目を浴びると、本来の「オーガニック」の持つ意味とは無関係に、様々な商品で「オーガニック」という言葉が宣伝のために、乱用されるようになります。
本来「オーガニック」は無農薬、無化学肥料有機栽培された植物などで作られたものを指しますが、ほんの少し農薬を減らしただけで、変わらず、化学農薬、化学肥料を用いたものも、「オーガニック」商品と宣伝されることがありました。
一般の消費者には、成分表示を見ても、何が身体に悪いもので、何が化学的な成分なのかわかる人は少ないでしょう。
そこで、正しいオーガニックの知識を持ち、消費者、企業、行政へ、正しいオーガニックの知識を広め、アドバイスを行い、本当に健康と環境を考えた人材が必要となっているのです。

「有機JAS」

日本は世界的に見れば、決して「オーガニック先進国」ではありません。
まだまだ、オーガニックの普及、浸透が足りないのが現状です。
世界各国には、すでに、オーガニック商品を認定するために、厳しい基準を設けた認定制度がありました。
それらを参考に、日本で生まれた「オーガニック」認定制度が、農林水産省が行っている「有機JAS」です。
商品は、この「有機JAS」認定を受けると、商品に「有機JAS」マークを使用することが出来るようになり、このマークが付いている商品以外では、「オーガニック」等の言葉を商品に入れることができないと決められています。
もしこの「有機JAS」マークのない商品が、「オーガニック」と言う言葉をしようすると、農林水産省ホームページ上で、企業名、商品名が公表され、厳しい指導を受けることになります。
この認定を受けるためには、一例ですが、単に農薬を使用しないで作物を育てるだけでなく、残留農薬も考慮し、作物植付前の３年程度はその畑で農薬を使用していないなど、様々な厳しい基準があります。

「成分表示」

実は、商品に書かれている成分表示は、分野毎に様々な法律で規定されており、その分野によって、含まれる全ての成分の表示義務の無いものや、どれくらい量を含んでいるか、表示義務がないものなどがあります。
一般に、商品に成分表示があれば、商品に含まれているもの全てが記載してあると思いがちですが、実はそうではありません。
また、特に化粧品などの場合、記載されている成分表示をみても、それがどんな化学物質であるのか、わからない場合がほとんどではないでしょうか？
実は、化粧品には、化学的な保存料、色素をはじめ、石油を原料とした成分、鉱物を原料とした成分が含まれていることも珍しくありません。
オーガニック認定資格の学習の中では、この様な成分表示に関する学習も行います。
正しい知識を身に付け、どの成分が、どんなものであるのかを知る事によって、その商品が、健康と環境にどのような影響を与える可能性があるのかを、考えることが出来るのです。

	宮城県仙台市青葉区中山吉成2-5-26 info@cosumire-salon.com TEL/FAX 022-279-3265（代表）